【#015】関谷浩和さん

FJTA会員紹介リレー、第15回の紹介は関谷浩和さんです。
それではよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

それでは早速、質問させていただきます。
タンゴ歴は何年ですか?

たぶん20年ちょっとだと思います。

ベテランですね。

タンゴを始めたきっかけは何ですか?

サンバ・ヂ・ガフィエイラというブラジルのペアダンスをやっていたんですが、あんまりにもマイナーなので、他のペアダンスの場で広められないかなと思って始めました。

なるほど、ガフィエイラが先だったのですね。
ガフィエイラは今もされているのですか?

月に一度ガフィエラ友の会『宴』というイベントを開催していて、そこで踊っています。

なるほど、ガフィエイラも続けられているのですね。私もサンバ、ボサノバの音楽は好きです。

タンゴについては、現在どのような活動をされていますか?

東京でグループレッスン、プライベートレッスン、ミロンガのオーガナイザーをやっています。

ミロンガはオーガナイザーによって雰囲気が変わってくると思うのですが、関谷さんのミロンガはどのような感じですか?

『ASOVIVA』というタンゴのイベントを月1回開催していて、前身は『タンゴの宴』というイベントでした。仲間が居て楽しく飲んで好きな曲が流れたら踊りたくなっちゃうよね!という感じで『宴』をコンセプトにしていました。
『ASOVIVA』はみんなたくさん踊りますね。最近は『自由な空間』というイベントを始めて、初心者の人が練習も兼ねて踊れるプラクティカみたいなミロンガを開催しています。

なんだか楽しそうな感じですね!初心者が練習も兼ねて踊れるというのもいいですね。

タンゴにおける得意分野は何ですか?

気が短いわりにあきらめずに基礎を教えるのは得意です。

基礎は時間がかかりますよね。あきらめずに教えてもらえるのは助かりますね。

話題を少し変えて、好きなオルケスタを教えてください。

Carlos Di Sarli、Rodolfo Biagi かな。

いいですね、私も好きです。

好きなタンゴの曲を教えてください。

Fueron Tres Años
2010年にアルゼンチンに行ったときによくかかっていた曲でした。それから2~3年後に日本でもよく聞くようになりました。思い出深い曲です。

思い出の曲なんですね。
そういえば、去年も1ヵ月くらいブエノスアイレスに行かれてたんですよね。紹介者のTakamiさんがFacebookの投稿がおもしろかったっておっしゃってましたよ。私はブログの方で読ませてもらいました。常に小さなトラブルがあって(笑)、滞在中の雰囲気と自然体な関谷さんの性格が伝わってきておもしろかったです。ブエノスアイレスはいかがでしたか?

楽しかったですよー。職人だったので子供の頃からずっと仕事が忙しくて、なかなか休みが取れなくて長めの一人旅行をしたことがなかったんですよ。たまたま「ブエノスに行くんですよー!」って若者がいたので「俺も行く!」って閃いちゃったんですね。なんの計画もなく「1ヵ月行って来る!」って2月に決めて3月31日に出発しました。
英語もスペイン語もわからないので、みんな心配してメールをくれるんです。生きてるよーって苦手な日記を公開しながら過ごしました。

それがあのブログですね!英語もスペイン語もわからなくてなんとかなるものですか?

今はGoogle翻訳があるので、なんとかなりましたね。あと、昔はバスに乗るにも見づらい本を見ないと乗れなかったけど、今はGoogleマップで時刻表が出ているので昼間は事が足りました。
夜は危ないのでUberTaxiで行動して、あっという間に1ヵ月経っちゃいました。
でもスペイン語を喋れた方が楽しく過ごせると思うので、ある程度は勉強していった方が良いと思います。
タンゴを習いたい人は誰に習いたいか、その先生はどこにいるのかも調べて行った方が良いですよー。

そうですよね、できる限り準備はした方が良いですよね(笑)

それでは話を戻しまして…好きなワルツの曲を教えてください。

わりと全般的に好きだけど、Isabelita(Enrique Rodriguez)が好きです。
むかーし、男タンゴでデモやりました。

私もワルツは全般的に好きです(笑)

好きなミロンガの曲を教えてください。

最近は、Mulatada(Amores Tangos)というのがお気に入りです。

ネットで聴いてみました。楽しい感じですね!

尊敬するタンゴダンサーを教えてください。

荻野華一先生です。

そういえば、関谷さんも荻野華一さんと五十嵐純子さんの「ラ・クンパルシータ」でタンゴを始められたのですよね。
この紹介リレーに登場された方では、Shuheiさん、遠藤真由美さんもそうで「ラ・クンパルシータ」率が高いですね。

関谷さんにとってタンゴの魅力は何ですか?

言葉が通じなくても知らない人とでも、会話するみたいに踊れることですね。

たしかに。上手くいくと「さっきまで知らなかった人と1曲目から楽しく踊れた」なんてこともありますもんね。

関谷さんにとってタンゴとは何ですか?

コミュニケーション?

まさしく、先ほどの「会話するみたいに」ということですね。

タンゴを踊る上で大切だと思うことは何ですか?

思いやりだと思います。
会話をする時にコミュニケーションをどうとるのか?
例えば、挨拶でも「こんにちは」「はい、こんにちは」っていう受け答えがないと成立しない感じが同じだなと思います。
タンゴは、言葉のないコミュニケーションと言われることがあります。難しいことはしなくてもいいけど、仕組みを覚えて、いろんな人と踊れるように、と思ってレッスンをしています。
相手がどんな状態で、相手とどういう風にコミュニケーションをとるのか、思いやることが大事だと思っています。

たしかに!「相手の状態を知ろうとすること」は思いやりがないとできないことかもしれませんね。
関谷さんのキーワードは一貫して「コミュニケーション」ですね。

タンゴを踊っていて良かったなと思うことは何ですか?

ずっと職人でしたが、環境が変わって、それまでと全然違う人と知り合えたのがよかったなと思っています。
子供のころからオンリーワンになるための仕事をしてきましたが、みんなで何かをやる、という喜びを得ました。

おー、それは素敵ですね!
オンリーワンになることも喜びの一つだと思いますが、人と協力して何かをするというのはまた別の喜びでしょうね。

今日は、改めてコミュニケーションとしてのタンゴの魅力とそれによって生まれる喜びについて気づかされたように思います。
どうもありがとうございました。


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