【#004】ヨシ矢野さん

FJTA会員紹介リレー、第4回の紹介は ヨシ矢野さんです。
それではよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

早速、質問させていただきます。
タンゴを踊り始めたのはいつ頃ですか?

タンゴをいつ始めたか、何故始めたかは定かではありません。
フォエバータンゴがブロードウェイで上演する前からだと思います。

ネットで調べればわかると思いますが、ざっくり90年代ですね。

私が通っていたニューヨークのペアダンススクールに、ある時からフォエバータンゴの人達が来て、ガビートがミロンガやレッスンを始めました。

おー、そんな時期があったのですね!

ミロンガの始めのレッスンで、よくガビートがポジションを番号で言っていたのを覚えています。
その最初のミロンガで、私はくじ引きに当たりオリジナルのフォエバータンゴのCDをガビートから貰った事を覚えています。

それは貴重なお宝ですね!

私は、20代~40代の始めまで、ニューヨークに住んでダンスをしていました。
全くのダンス初心者から、学校だけは一流の所にいくつか何年も毎日朝から通っていました。
グリーンカードも取ってプロとして活動していました。

ニューヨークでのダンサー生活なんて映画みたいです(*_*)

何年か経ってソロダンスからペアダンスに変わり、今もですがタンゴも含め色んなペアダンスをしています。

タンゴに関しては、アメリカ人とアルゼンチン人の多くの先生から習いました。
ヨーロッパからもタンゴの先生はニューヨークへはよく来ていましたのでワークショップをよく受けていました。
またラッキーな事に、フォエバータンゴのオリジナルメンバーの人達とも少し関わる事ができました。

私はミュージカルもしていましたので、ブロードウェイでの「フォエバータンゴ」そして「タンゴアルヘンティーノ」(リバイバル版)、「タンゴパッション」そして映画の「タンゴレッスン」も好きでした。
また、ブエノスアイレスで見たミュージカル「タンゲーラ」(オリジナル版)も凄く気に入っています。
ジュニオールの踊りと渋さに惹かれました。

「タンゴアルヘンティーノ」や映画に出てたパブロ・ベロンがミロンガに来て、全く普通のタンゴのステップをミロンガの曲の時、いとも簡単にこなしていた時は衝撃を受けました。

有名なダンサー達と身近に接していたのですね。
今のタンゴダンサーも素晴らしいですが、その頃のタンゴダンサーはキャラがとても濃いですよね。

タンゴに関してはパートナーとよく練習しました。
パートナーはいつの間にか変わってアメリカ人3人、ブラジル人、ロシア人、日本人と6人ぐらい組みました。

私が長く取っていたグループレッスンの先生は、映画「タンゴレッスン」にも出ていたグスタボ・ナベイラのある期間パートナーだったので、私のタンゴもグスタボのスタイルが結構入っていると思います。
そしてもう1人、世界中をタンゴの教えで回っていたトルコの先生にもかなり影響されました。
その先生はよく「私は世界で2番目に良い先生だ」と言っていました。1番はグスタボだと言っていました。

全てではありませんが、自分のスタイルには好きな先生・ダンサーの要素が入りますよね。

現在までタンゴについてどのような活動をされてきましたか?

ニューヨークで講師をしながら、アメリカンソーシャルダンスやアルゼンチンタンゴも習えるジャパンソーシャルダンスクラブという組織を立ち上げ、数年後日本に帰国して、パフォーマー、振り付け師、講師として活動してきました。
現在は渋谷にスタジオを持ち、主に東京と福岡で活動中です。

前回の遠藤真由美さんがおっしゃっていたようにマルチに活躍されているのですね。

ヨシ矢野さんにとって、タンゴの魅力は何ですか?

タンゴはダンスとしても他のペアダンスの常識ではあり得ない動きをします。

簡単な例ですと、どのペアダンスも2人の足が平行に動きますが、向かい合って同じ足が前後に同時に動くというやり方はありません。

基本のステップはあって無いようで皆初めからそれぞれの動きをします。そして音楽の取り方も組み方も自由です。なので1人1人の踊り方が皆違います。

こういう面からもタンゴは深いダンスで、もっと知ろう、もっとやりたいという欲求が出て来ます。

ある時組んでいた、ジャズダンスやバレエもできる女性ダンサーが、最近私以前より回れるようになったと言いました。つまり体の軸の精度が上がってバランスが良くなったという事です。

また、アルゼンチンタンゴしか踊ったことのない人が、私達のパーティーで別のダンスを踊ったとき、組み方や顔の向きは合っていませんが、フォローはどのダンスもビックリするくらいできるのです。他のダンスより相手の動きをよく感じているからです。

そしてタンゴは見栄えのするダンスです。
タンゴの音楽と独特の動き、まさに情熱と官能と気品が上手く混ざってるところですかね。

タンゴの基本的な動作の正面のカミナータは、他のペアダンスではあり得ない動きだったのですね(笑)
他のダンスを知っているからこその視点ですね。

今日は、ニューヨークでの話など、なかなか聞くことのできないおもしろいお話をありがとうございました。

紹介リレーのバトンを渡す方はどなたにしますか?

ジョルジュ高橋さんに渡したいと思います。

わかりました。依頼してみます。
本日はありがとうございました。

補足:この記事は2020年1月に取材しました。


ヨシ矢野さんの情報

Yoshi Yano OFFICIAL SITE

Japan Social Dance Club


閲覧ありがとうございました。