【#011】JOEさん

FJTA会員紹介リレー、第11回の紹介は JOEさんです。
それではよろしくお願いします。

はーい!!よろしくお願いします!

ノリのいい感じですね!
それでは早速、質問させていただきます。
タンゴ歴は何年ですか?

1998年からやっていますので、今年で24年になりましたねーーながーー(汗)

ベテランですね!

タンゴを始めたきっかけは何ですか?

浅草のソウルバーに通っていたとき、常連だったお客様に桑原和美先生がいたんですよ。
そこでタンゴダンサーになれってスカウトされました(笑)

えっ、唐突ですね(笑)

いや、この話をすると長くなるので、ざっとダイジェストで説明すると、和美先生を中心としたユニット Tango Love をきっかけにタンゴのすばらしさ、楽しさを知り、脱サラしてダンサーになろうと決意しました。

ざっくり説明するのが上手いですね(笑)要点をつかめた気がします。

現在、タンゴについてどのような活動をされていますか?

恵比寿のダンススタジオ STUDIO-J を2006年に設立して以来、主にタンゴレッスン、ショー、イベント企画などをやっております。

ダンススタジオの方も長いですね。

タンゴにおける得意分野は何ですか?

主にショータンゴで、ガンガン動くのが好きです、持ち上げるのも好きです(笑)
サロンだと、ダリエンソとか、音刻んだり、止まったりするリズム系やプグリエーセなどの溜めの強い曲で踊るのもテンション上がります。

なるほど、踊りの動きを楽しむ感じでしょうか。「持ち上げるのも好き」にうけました(笑)

好きなオルケスタを教えてください。

うーーたくさんあって難しいですね。
あえて選ぶなら、ベタですが、Juan D’Arienzo 楽団、Osvaldo Pugliese 楽団、Carlos Di Sarli 楽団ですね。

王道ですね。私の場合、タンゴを始めてから好きな時期が何周かしています。

好きなタンゴの曲を教えてください。

これもたくさんあって選ぶのが難しいですが…
しいて選ぶなら La Mariposa(Osvaldo Pugliese)、Pura Trampa(Juan D’Arienzo)、Mala Junta(Osvaldo Pugliese)。

私は『Mala Junta』のあの笑い声と口笛と切ないメロディーとバリアシオンが大好きです。もちろん Julio De Caro 楽団のもいいですよね。

好きなワルツ、ミロンガの曲を教えてください。

ワルツは Desde El Alma(Osvaldo Pugliese)、Acuérdate De Mi(Carlos Di Sarli)、Viejo Portón(Rodolfo Biagi)。

ミロンガは Mano Brava(Aníbal Troilo)、Pena Mulata(Roberto Firpo)、Arrabalera(Francisco Canaro)などです。

一言でワルツ、ミロンガと言っても、いろいろな雰囲気がありますよね。

尊敬するタンゴダンサーを教えてください。

うわー難しいですね。
私はYouTubeでけっこう研究するので、たくさんいすぎて悩んでしまいますが…
ここはあえて、ブエノスアイレスでお世話になった師匠たちを選ばせていただきます!
カルロス・リバローラ、アンヘル・コリア、ホルヘ・トーレス。

今はYouTubeなどで研究もできそうですが、実際に見たり指導してもらって得られるものとは比較にならないですよね。

タンゴを踊る上で大切だと思うことは何ですか?

男性の生徒さんにもよく言っているのですが、”思いやり”かと。
特にミロンガで踊るのって、すべてそれかと。もちろん上手い下手とかあるけど、どれだけ相手に対して、気持ちよく、楽しく、愉快にしようという気持ちですかね。女性は、ガンガンステップやるから楽しいわけでなく、やさしく、音楽にあったリードで心地よくなるものですからね。
女性も男性に思いやりですね、特にビギナーにやさしくとか。

思いやり…大切ですね。それがあるだけで全く違う踊りになるでしょうね。

JOEさんにとってタンゴの魅力は何ですか?

多すぎて難しいですねー。
でも大まかに言えば…

・男女が近づいて踊ることによる、気の交換での癒し効果
・音楽を聴いて一緒に踊る快感
・大人の社交場で色々な方と会える楽しみ
・体を動かす爽快感

など、心にも体にも良いことがたくさんあります。
楽しく健康になれることですね。

たしかに。タンゴを始めてどんどん素敵になっていく人いますよね。

タンゴを踊っていて良かったなと思うことは何ですか?

そうですね、自分でやりたいアーティスト活動、振付やったり、楽しい企画もののイベントやったり、イベントが成功したときの充実感、ビギナーの生徒さんがミロンガで楽しく踊ることができたときの笑顔が見れたり、たくさんあります。

活動一つ一つに喜びがありそうですね。

抽象的な質問ですが、JOEさんにとってタンゴとは何ですか?

恩返しするものかな?
昔これでも8年サラリーマンやっておりまして、脱サラして、ブエノスアイレス行って、帰国してJOEタンゴ作って、スタジオ作って、あっと言う間に時が過ぎたけど、タンゴでつらいことも楽しいこともたくさんあって、タンゴを通じてめちゃめちゃ人生勉強させてもらいました。
ついては、タンゴを通じて役に立てることをしたいとなーと思ってます。
タンゴ人口増やすの頑張ったり、業界盛り上げたり、タンゴで健康になってもらったりなど、タンゴで勉強させてもらった分、少しでも恩返しをという気持ちですね~。

なるほどー。つらいことも楽しいこともあったけれど、充実していたということなのでしょうね。
仕事のモチベーションに恩返しの気持ちが含まれているのは素敵なことですね。

そういえば、紹介者のヒロキさんが、JOEさんプロデュースのイベントが楽しい!とおっしゃっていました。
イベントをされるときに意識していることなどはありますか?

そうですね… 一番意識しているのは、”まったくタンゴを踊ったことがない人でも楽しめる場所づくり”でしょうか?

タンゴ人口が増えないと踊ってくれる人はいずれいなくなってしまいますし、マニアックになると、初めての方は馴染めなくてタンゴへの興味がなくなってしまいます。

私がCLUBイベントをやっているときによく聞く言葉があって、
”初めて踊る人を連れていくには、JOEさんのPARTYが一番!”
うれしい言葉ですね。今後もCLUBイベントなどを開催しようと思っていますが、軸をぶらさず、やっていきたいと思います。

うーん、素敵ですね!
初めのうちは本当に緊張しますよね。私も緊張しながらミロンガのドアを開けたことを覚えています。今では良い思い出ですが(笑)

今日は、JOEさんが大切に思っていることなど、なかなか聞けない話を聞くことができておもしろかったです。

紹介リレーのバトンを渡す方はどなたにしますか?

では、昔から付き合いの長い、Eugene(ユージン)先生にバトンを渡したいと思います。

わかりました。依頼してみます。
どうもありがとうございました。


JOEさんの情報

https://www.joetango.com/

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