【#005】ジョルジュ高橋さん

FJTA会員紹介リレー、第5回の紹介は ジョルジュ高橋さんです。
それではよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

早速、質問させていただきます。
タンゴ歴は何年ですか?

27年です。

おー、長いですね。
FJTAの会員の中でも長い方ではないでしょうか。

タンゴを始めたきっかけは何ですか?

『タンゴ・アルヘンティーノ』の舞台を観に行き感動して始めたのですが、さらにそれまでやっていたリフトとタンゴをミックスしたものに挑戦したいと思ったからです。

なるほど、もともとリフトをされていたのですね。
今ではショータンゴの振り付けにリフトが入ることも珍しくありませんが、おそらくその頃は先駆けでしょうね。

そのリフトを始めたきっかけは何だったのですか?
タンゴを始めることもそんなにメジャーなことではないと思うのですが、リフトを始めるのもメジャーではない気がするのですが(笑)

そもそもなぜ踊りを始めたのか?ということからになってしまうのですが、大学生の時にインド旅行をして、ある田舎町で大道芸に出くわしました。
父親の持つ3mはあろうかという長い竹竿の先に自分の子供、少年ですが、腹ばいにさせたりひっくり返したりと曲芸をやって大喝采でした。
その少年は泣きながら演技していたのですが、とにかく感動しました。

それが忘れられなくて、人を感動させるものを身に付けたいという一心で踊りの道へ。それが前衛舞踏の世界でした。
20代の内に山形~小樽と移住したのですが、当時の公演費用や生活費はショーで稼ぐというもの、年のうち半分以上は全国のキャバレーなどで踊っていました。
その時に身に付けたのがリフトテクニックです。
そして舞踏を辞めてショービジネスの世界へ。その時に知り合ったのがパートナーのリタです。
以来、二人でリフトを開発し練習して踊ってきました。それがタンゴへと繋がるのです。

あー、すごいところをつついてしまった気分です(笑)
インドの大道芸から始まり、前衛舞踏、ショーで稼いだお金での公演…何というかタフな選択をされてきたのだろうなぁと思います。
それを経て、リタさんとの出会い、リフトの研究、そして『タンゴ・アルヘンティーノ』へとつながるわけですね。

現在、タンゴについてどのような活動をされていますか?

スタジオG-BOXでクラスを持って指導しています。
アダジオクラスでは、タンゴにリフトを入れたものを振り付けたりしています。
あとは、ミロンガや発表会の開催です。
NAPTA~FJTAと長年タンゴ業界に時間を割いて貢献してきました。

リフトも習えるのですね!
おもしろそうですが、リフト初心者でも大丈夫でしょうか?

練習内容は前半がストレッチと体幹などを鍛える筋トレ、後半はリフトの基本テクニックの練習とリフトを踊りの中へ入れて曲に合わせて踊ります。
ダンス経験者でないとNGですが、リフトは初めてでも構いません。
誰でも技への憧れをもってスタートするわけですからじっくり教えています。

じっくり習えるというのがいいですね。

タンゴにおける得意分野は何ですか? 

ステージタンゴです。

そうですよね…ここで「小さく踊るミロンゲーロスタイルです。」と言われたらこれまでの流れが一気に変わります(笑)

話題を少し変えて、好きなオルケスタを教えてください。

Lisandro Adrover Orchestra(Forever Tango)
Color Tango
Osvaldo Fresedo

最後に Osvaldo Fresedo が入るのが予想外で楽しいです。

好きなタンゴの曲を教えてください。

Derecho Viejo
Bahia Blanca
Oblivion

Derecho Viejo が入るのが私的には渋いと感じます。

尊敬するタンゴダンサーを教えてください。

Juan Carlos Copes

好きなダンサーはたくさんいますが、尊敬というとコペスですか、ステージタンゴの元を作ったのはコペスだと思いますから。

なるほどー。映画『ラスト・タンゴ』もおもしろかったですよね!

ジョルジュさんにとってタンゴの魅力は何ですか?

自分のダンスの表現が一番出せる分野だからかな…

おー、きっと自分のダンスありきなんですね。
たまに思うのですが、タンゴ好きの人は、タンゴありき系の人と、自分ありき系の人に大別できるのではないかと思うのです。
つきつめていくと、そういう分け方はできないという結論になる気がしないでもないですが…

すみません、話がそれました。
ジョルジュさんにとってタンゴとは何ですか?

30代まで色々なダンスをやってきましたが、40代でダンスの新たな地平を示してくれ、一生をかけて探求すべき道のようなものになっていました。

それはすごいですね!
その言葉だけで、ジョルジュさんにとってのタンゴの重要性がわかります。

タンゴを踊る上で大切だと思うことは何ですか? 

まずは健康であること、同時に身体の鍛錬です。
何度も怪我や病気をしたので、元気に踊れることは本当にありがたいことです。

たしかにそうですね。経験された方が語ると重みが増します。

タンゴを踊っていて良かったなと思えるエピソードがあったら教えてください。

8年位前ですが、母親の通っていたデイサービスの老人介護施設で、リタとタンゴを踊ったことです。
演奏家も二人協力していただき、何曲か踊って施設に通っている方やスタッフの方とも楽しく踊りました。
母は周りの人に「素敵な息子さんでいいわね!」と羨ましがられ、息子を誇りに思ってくれたようです。
それが私のタンゴを観てくれた最後になりました。
現在99歳ですが、認知症でその時の記憶はもうありません…

…とても素敵なエピソードですね。胸に響きました。

今日は、インドでの出来事など、なかなか聞くことのできないおもしろいお話をありがとうございました。

紹介リレーのバトンを渡す方はどなたにしますか?

4年間G-BOXでクラスを受け持ち、またイベントでは沢山一緒に踊り楽しい想い出を共有する高志&めぐみの高志さんに渡したいと思います。

わかりました。依頼してみます。
本日はありがとうございました。


ジョルジュ高橋さんの情報

スタジオ G-BOX

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【#004】ヨシ矢野さん

FJTA会員紹介リレー、第4回の紹介は ヨシ矢野さんです。
それではよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

早速、質問させていただきます。
タンゴを踊り始めたのはいつ頃ですか?

タンゴをいつ始めたか、何故始めたかは定かではありません。
フォエバータンゴがブロードウェイで上演する前からだと思います。

ネットで調べればわかると思いますが、ざっくり90年代ですね。

私が通っていたニューヨークのペアダンススクールに、ある時からフォエバータンゴの人達が来て、ガビートがミロンガやレッスンを始めました。

おー、そんな時期があったのですね!

ミロンガの始めのレッスンで、よくガビートがポジションを番号で言っていたのを覚えています。
その最初のミロンガで、私はくじ引きに当たりオリジナルのフォエバータンゴのCDをガビートから貰った事を覚えています。

それは貴重なお宝ですね!

私は、20代~40代の始めまで、ニューヨークに住んでダンスをしていました。
全くのダンス初心者から、学校だけは一流の所にいくつか何年も毎日朝から通っていました。
グリーンカードも取ってプロとして活動していました。

ニューヨークでのダンサー生活なんて映画みたいです(*_*)

何年か経ってソロダンスからペアダンスに変わり、今もですがタンゴも含め色んなペアダンスをしています。

タンゴに関しては、アメリカ人とアルゼンチン人の多くの先生から習いました。
ヨーロッパからもタンゴの先生はニューヨークへはよく来ていましたのでワークショップをよく受けていました。
またラッキーな事に、フォエバータンゴのオリジナルメンバーの人達とも少し関わる事ができました。

私はミュージカルもしていましたので、ブロードウェイでの「フォエバータンゴ」そして「タンゴアルヘンティーノ」(リバイバル版)、「タンゴパッション」そして映画の「タンゴレッスン」も好きでした。
また、ブエノスアイレスで見たミュージカル「タンゲーラ」(オリジナル版)も凄く気に入っています。
ジュニオールの踊りと渋さに惹かれました。

「タンゴアルヘンティーノ」や映画に出てたパブロ・ベロンがミロンガに来て、全く普通のタンゴのステップをミロンガの曲の時、いとも簡単にこなしていた時は衝撃を受けました。

有名なダンサー達と身近に接していたのですね。
今のタンゴダンサーも素晴らしいですが、その頃のタンゴダンサーはキャラがとても濃いですよね。

タンゴに関してはパートナーとよく練習しました。
パートナーはいつの間にか変わってアメリカ人3人、ブラジル人、ロシア人、日本人と6人ぐらい組みました。

私が長く取っていたグループレッスンの先生は、映画「タンゴレッスン」にも出ていたグスタボ・ナベイラのある期間パートナーだったので、私のタンゴもグスタボのスタイルが結構入っていると思います。
そしてもう1人、世界中をタンゴの教えで回っていたトルコの先生にもかなり影響されました。
その先生はよく「私は世界で2番目に良い先生だ」と言っていました。1番はグスタボだと言っていました。

全てではありませんが、自分のスタイルには好きな先生・ダンサーの要素が入りますよね。

現在までタンゴについてどのような活動をされてきましたか?

ニューヨークで講師をしながら、アメリカンソーシャルダンスやアルゼンチンタンゴも習えるジャパンソーシャルダンスクラブという組織を立ち上げ、数年後日本に帰国して、パフォーマー、振り付け師、講師として活動してきました。
現在は渋谷にスタジオを持ち、主に東京と福岡で活動中です。

前回の遠藤真由美さんがおっしゃっていたようにマルチに活躍されているのですね。

ヨシ矢野さんにとって、タンゴの魅力は何ですか?

タンゴはダンスとしても他のペアダンスの常識ではあり得ない動きをします。

簡単な例ですと、どのペアダンスも2人の足が平行に動きますが、向かい合って同じ足が前後に同時に動くというやり方はありません。

基本のステップはあって無いようで皆初めからそれぞれの動きをします。そして音楽の取り方も組み方も自由です。なので1人1人の踊り方が皆違います。

こういう面からもタンゴは深いダンスで、もっと知ろう、もっとやりたいという欲求が出て来ます。

ある時組んでいた、ジャズダンスやバレエもできる女性ダンサーが、最近私以前より回れるようになったと言いました。つまり体の軸の精度が上がってバランスが良くなったという事です。

また、アルゼンチンタンゴしか踊ったことのない人が、私達のパーティーで別のダンスを踊ったとき、組み方や顔の向きは合っていませんが、フォローはどのダンスもビックリするくらいできるのです。他のダンスより相手の動きをよく感じているからです。

そしてタンゴは見栄えのするダンスです。
タンゴの音楽と独特の動き、まさに情熱と官能と気品が上手く混ざってるところですかね。

タンゴの基本的な動作の正面のカミナータは、他のペアダンスではあり得ない動きだったのですね(笑)
他のダンスを知っているからこその視点ですね。

今日は、ニューヨークでの話など、なかなか聞くことのできないおもしろいお話をありがとうございました。

紹介リレーのバトンを渡す方はどなたにしますか?

ジョルジュ高橋さんに渡したいと思います。

わかりました。依頼してみます。
本日はありがとうございました。


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Japan Social Dance Club

【#003】遠藤真由美さん

FJTA会員紹介リレー、第3回の紹介は 遠藤真由美さんです。
それではよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

早速、質問させていただきます。
タンゴ歴は何年ですか?

うーん…気がつくともう15年以上経ちますでしょうか。

タンゴを始めたきっかけは何ですか?

4歳のときからクラッシックバレエを習っていて、ずっと「ダンサーになる」という夢を抱いてました。

小学校の高学年にもなると、男性と踊るパドドゥのレッスンもお稽古に組み込まれてきました。その時に初めて、ソロの踊りとは異なる2人で踊ることで広がる可能性や体現出来ることを知って、その深さに惹かれていきました。

なるほど、小さい頃からずっとダンサーになりたかったんですね。そして、ペアダンスへの興味もあった。

20歳で進路について真剣に考え始めた時、幼少の頃から変わらず踊りに対する情熱を持ち続けていることに改めて気づきました。さらにペアダンスの面白さや可能性について考えていると、アルゼンチンタンゴが思い浮かびました。

アルゼンチンタンゴはまさに私の理想のダンスでした。大胆なドレスに大好きなハイヒール、そして横顔の美しいダンス、タキシードの男性、シリアスで哀愁のあるバンドネオンの音色。

そんな経緯で憧れだったタンゴの道へ。恩師である五十嵐純子先生の元へ弟子入りしました。

おー、Shuheiさんと同じく、五十嵐純子さんのところで始められたのですね。
タンゴを「横顔の美しいダンス」と解釈するあたりがおもしろいです。

現在、タンゴについてどのような活動をされていますか?

日々のレッスンを母体として、パートナーと自主公演や自主開催のイベントを定期的におこなったり、ショーの仕事やミロンガデモをしています。

大好きなタンゴで仕事をしていること、仕事をいただいていることは本当に有難いことで、生きがいに感じています。
ご期待以上の踊りをしたいと思って切磋琢磨している日々です。

それから、アルゼンチンタンゴはこんなに素晴らしい踊りなんだよ、というのを自分達の踊りを通して感じてもらえたら最高に幸せです。

仕事で生きがいを感じられるというのは幸せなことですね。

少し話題を変えて、好きなオルケスタを教えてください。

んー… なんだかんだで Osvaldo Pugliese でしょうかね?
ミロンガで遊んでいる時、メロディー調の旋律の美しい曲がかかると踊りたくなっちゃいます♪

好きなタンゴの曲を教えてください。

Desencuentro ~ Roberto Goyeneche
 破滅的でドラマティックな展開がたまらない。

Solamente Ella
 グッとくる。

Cantemos Corazon
 好み。

うーん、なんとなくですが、真由美さんの好みがわかってきたような気がします。

ただ一つ補足すると、大好きな曲だからこれでデモしたい~と思ってその曲で練習し続けると、練習し過ぎてもうこの曲聞きたくない~~ってなっていっちゃうの!!
わかります、この心情?

うーん、私はそんなに練習しないカエルなので、本当にわかることはできないかもしれませんが、理想の高いダンサーの方はそういうこともあるんだろうなと思います。

それでは、尊敬するタンゴダンサーを教えてください。

尊敬するタンゴダンサー、素晴らしいと思うダンサーは挙げはじめたら正直きりがないほどいますね。
サロンなのかショーダンサーなのかでも違いますし、ダンサーの年代によってもだいぶ。講師やコーチとして秀でている方もいらっしゃいますしね。

ただ、物事をゼロから考案して創り上げる方って個人的にとても尊敬します。例えば振付師とか。ショーのディレクターとか。
ですので近年、自身のカンパニーで世界中で公演を行う Gernan Cornejo の活動や功績に大変注目しています。
舞台芸術としてのアルゼンチンタンゴの可能性を彼らはそのブレない情熱と確かな技術と革新的なアイデアで見せ続けてくれている気がします。エールを送りたいです。踊りの好みや好き嫌いは別として、ああいう外の世界で先鋭的に発信し続けられる方って本当に貴重な存在だと思っていますので。

なるほどー、IMMORTAL TANGO や Break the Tango ですよね。

真由美さんにとってタンゴの魅力は何ですか?

男女が向かい合って、抱擁を交わした時にそこには1つの世界観やドラマが生まれるわけで…それは2人にとって無限のものです。
本来、そこにはこうでなければいけない、こうしなきゃいけない制約なんてものは無いのかもしれませんね。
勿論、お稽古やレッスンの時はそうはいかないわけですが…
あと、踊りに対する追求に終わりがないところ!常に新しい発見があり新鮮ですね♡

アブラッソから生まれる世界観やドラマ、素敵ですね。

真由美さんにとってタンゴとは何ですか?

人生の師のような気がします。
ある時は厳しく、ある時は心を撃ち抜かれることもあり、ある時はスウィートに。
お調子者の私に、いつも謙虚さという心を忘れるなと教えてくれる気がします(笑)

お調子者の面もあるんですね(笑)

タンゴを踊る上で大切だと思うことは何ですか?

私、最近思うのです。タンゴは自由な踊りだ!と確かにその意見は一理あるのですが、自由な発想やオリジナリティの背景には、裏打ちされた確実な技術や知識が必要だと思ってます。そこにハートの部分が加わればタンゴを伝えていく私達の役目として充分な効力を発揮すると信じてます。

なるほど、大切なのは、技術・知識+ハートですね。

タンゴを踊っていて良かったなと思うことは何ですか?

やはりいつまで経ってもタンゴに夢中で好きな事やらしてもらってますので精神的に豊かでいれますね。また、国籍、年齢、セクシャリティー、ステータス関係なしにお友達になれるというのも魅力ですね!

たしかに精神の豊かさは何にも代えられないですね。

今日はおもしろい話をありがとうございました。
好みの曲など真由美さんの意外な面を見れた気がしました。

紹介リレーのバトンを渡す方はどなたにしますか?

マルチに活躍される大ベテランのダンサー、ヨシ矢野先生にお願いしたいですv(^_^)v

わかりました。依頼してみます。
本日はありがとうございました。


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【#002】Shuheiさん

FJTA会員紹介リレー、第2回の紹介は Shuheiさんです。
それではよろしくお願いします。

よろしくお願いします!

早速、質問させていただきます。
タンゴ歴は何年ですか?

12年です。

タンゴを始めたきっかけは何ですか?

タンゴを始める前は、ミュージカル、テーマパーク、ショーなどでダンサーを長くやっていましたが、その頃から「いつかは一生踊れるペアダンスを踊っていきたい」と思っていました。

そして「やるならアルゼンチンタンゴが自分に合っている、一番かっこいい踊りだ!」とずっと思っていました。

なるほど、ミュージカル系のダンサーの踊りの幅は本当に広いですが、ペアダンスはあまり多くないですよね。
いつ頃タンゴを始めたのですか?

30歳になって、人生の色々なタイミングが重なって「今だ!」と思う時があって、スタジオ「ラ・クンパルシータ」の五十嵐純子先生と荻野華一先生のもとを訪ねたのがきっかけでした。
「ラ・クンパルシータ」は今は麻布十番にありますが、その時は青山にありました。

おー、初めは「ラ・クンパルシータ」でしたか。五十嵐さんも荻野さんもFJTAの会員ですね。いずれこの会員紹介リレーにも登場されることでしょう。

現在はタンゴについてどのような活動をされていますか?

駒込にアルゼンチンタンゴスタジオ「リトゥモ 」をオープンして2年半になりました。

すでにタンゴを踊っている方はもちろん、新たにタンゴを始める方も楽しめる場を作りたい、そう思ってパートナーのYuriと一緒に自分たちの出来ること、アイデアを駆使して活動しています。

新たにタンゴを始める方も楽しめる環境作り、大切ですね。

タンゴにおける得意分野は何ですか?

作品を作ることです。
まず音楽と空間から受ける感覚をイメージ化して、やりたいことと見るお客様の気持ちのバランスを考えて素材(出来ること)を擦り合わせていきます。

この意識は、ミロンガを作るとき、DJをするとき、即興で踊るときも僕にとっては同じで、喜んでもらうことが喜びです。

なるほど、一方的ではないところがポイントのように感じます。

好きなオルケスタを教えてください。できれば3つまででお願いします。

Osvaldo Fresedo
Carlos Di Sarli
Osvaldo Pugliese

この秋はなぜかダリエンソをものすごく聞いたので、今は反動的にメロディーの美しいものを聞いてしまいます。

好きなタンゴの曲を教えてください。これもできれば3曲まででお願いします。

Invierno ~ Francisco Canaro
 歌いたい、下手だけど。

Bahia Blanca ~ Carlos Di Sarli
 なぜか出身の北海道を思い出すんです。

Recuerdo ~ Osvaldo Pugliese
 タンゴの思い出を語るのはもう少し先ですが。

Inviernoは、ぜひ歌ってYouTubeにアップしてください。

Bahia Blancaで故郷を思い出すのはわかる気がします。私も生まれ育った野池を思い出します。というのは冗談ですが、「Bahia Blancaが流れる北海道」美しいですね。

好きなワルツの曲を教えてください。

Corazon de Oro ~ Francisco Canaro
Lagrimas y Sonrisas ~ Juan D’Arienzo

好きなミロンガの曲を教えてください。

Taquito Militar ~ 小松亮太
Milonga de Buenos ~ Francisco Canaro

少し話題を変えて、
尊敬するタンゴダンサーを教えてください。

Roberto Herrera
Osvaldo Zotto

Shuheiさんにとってタンゴの魅力は何ですか?

大きな試練とそれを超える喜びを与えてくれます。挫折も沢山あるけど。
なかなかその実体をつかませてくれないのも魅力かもしれません。

抽象的な質問ですが、Shuheiさんにとってタンゴとは何ですか?

時に甘く囁き、時に追いかけても待ってもくれない。なんだろう… 猫みたい(笑)

翻弄されているのでしょうか(笑)

タンゴを踊る上で大切だと思うことは何ですか?

思いやりです。尊重する心だと思います。
これは多分そうだと思います。
つい忘れてしまった時、僕はすごくダサい踊りをしている気がする。

たしかにそれがないとペアダンスは踊れないでしょうね。つい忘れてしまうことがあることを告白するShuheiさんは正直ですね。

タンゴを踊っていて良かったなと思うことは何ですか?

人に恵まれました。師匠、先輩、友人、生徒さん、お客様。
時に大きな反省を促してくれるし、強い意志を要求してくれます。
それから、パートナーのYuriと息子のRikuと会わせてくれたことは本当に感謝です。

翻弄ではなく、人生に素敵なきっかけを与えてくれたわけですね(笑)
Shuheiさんの性格が垣間見えるおもしろい話をありがとうございました。

紹介リレーのバトンを渡す方はどなたにしますか?

遠藤真由美先生にお願いしたいです!!

わかりました。依頼してみます。
本日はありがとうございました。


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【#001】Kyokoさん(Tzu-Han & Kyoko)

FJTA会員紹介リレー、記念すべき第1回の紹介は「Tzu-Han & Kyoko」の Kyokoさん です。
紹介は質問形式で進めていきます。
それではよろしくお願いします。

よろしくお願いしまーす!

早速、質問させていただきます。
タンゴ歴は何年ですか?

多分18年。始めた時は20代でしたね~

タンゴを始めたきっかけは何ですか?

簡単に言うと、フラメンコの道に迷いを感じていたからです。

ちょっと長くなっちゃうけど私がタンゴへ入り込んだ経緯を話しますね~

ぜひ、お願いします。

私は高校時代「将来は高校の先生になりたい」と表向き言っておきながら密かに心の中では踊り子になる野望を抱いていました。

その時はまだフラメンコとは決めていませんでしたが、いろんな条件をまとめると一番適しているのがフラメンコで😅…大学に入りいくつか教室を見に行って、魅力的な先生に出会いそしてすぐにフラメンコに恋に落ちました(笑)。

表向きと野望の使い分けがおもしろいですね。タンゴの前にフラメンコをされていたのも初耳です。

東洋史学科だったので第二外国語にスペイン語がなく、だだっ広いキャンパスの一番先にあった経済学部のスペイン語の授業に潜り、卒論も「イスラム時代のスペインの文化」みたいなものにして、とにかく全部をフラメンコ一本にしました。それが私流です(笑)。それだけ本当に身も心もフラメンコ一色でした。

勿論週何回もレッスンに通う熱心な生徒でしたので、先生も目にかけてくれて、早くにソロで踊るようになり、ショーの仕事を振ってもらったりしました。

はまると、とことん進むタイプなんですね。

大学を卒業してフリーターをやりながら、代講や店で踊って…着実に踊り子の道を歩んでいたんです。でも薄々感づいていたことがありました。それは「血が違う」ということ。

どうしても自分の踊るフラメンコがフェイクに思えて、苦しくて苦しくて思い詰めていました。そんな姿を見かねたフラメンコのクラスメイトが「私最近タンゴも始めたの、行かない?」って誘ってくれて。それでシンゴ&アスカ先生の代官山のクラスに行ったのが最初です。
あ、でもそのレッスンに行く前、一度タンゴのショーを見たことがあるんです。それを見て「絶対やりたくない」って思った(笑)。アクロバティックな技ばかり目立って、直感的に好きじゃないって思ってしまったんですよね(笑)。その時はまだ「私はやっぱりフラメンコ❤️」って思ってた(笑)。まさかその私がタンゴダンサーになるとは想像だにしませんでしたよ~

最初は息抜き程度でしたけど、やっていくうちにこれは表現したい自分を出せる踊りじゃないかと感じてしまって。すっかりこっちに夢中になってしまった~ 怖い怖い(笑)

「絶対やりたくない」と思っていたタンゴのプロになってしまうとは人生の妙ですね。Kyokoさんの性格も垣間見えて、とても興味深い経緯です。

現在はタンゴについてどのような活動をされていますか?

教授活動、それからパフォーマンスもしています。いろんな機会に恵まれて日本だけでなく海外でも活動させてもらっています。自分の夢だったので嬉しいです。

あとは自分達の先生を招いてワークショップも開催していますが、オーガナイザーの才能はほぼゼロです。

表向きには「将来は高校の先生になりたい」と言っておきながら密かに持っていた踊り子になるという野望を実現したわけですね。しかも、高校ではないけど先生であることには変わりないので微かに表向きも満たしている気がします。。

タンゴにおける得意分野は何ですか?

リズミックタンゴ&ミロンガ❤️
フラメンコやってたんで(笑)

好きなオルケスタを教えてください。できれば3つまででお願いします。

おお~3つ!難しい~~

D’Arienzo, Caló, Troiloかな…でも時期によって変わります。リズミックがより好きな時もあれば、メロディック気分の時期もあり、ドラマティックばかり聴いてる時もあります。
PuglieseもTanturiも大好きだし、Típica VictorとかCanaroやLomuto気分の時もある…でもとりあえず今は上の3オルケスタにしておきます!あ、ロシアのSolo Tangoも大好きですー

たしかに時期によって気分が変わって好みが変わるのはわかる気がします。

好きなタンゴの曲を教えてください。これもできれば3曲まででお願いします。

おおー、本当に難問を出してきますね~~

Ríe Payaso(D’Arienzo/Echague)
Marion(Caló/Iriarte)
Comparsa Criolla(Tanturi)

先ほど話した通り今はリズミック気分なので、3曲中2曲リズミックで。
ちょっと前に聞かれたらメロディックの時期だったので別の答えだったかも。

好きなワルツの曲を教えてください。難問つづきですみませんが、これも3曲まででお願いします。

Cabeza de novia(D’Arienzo)
Miedo(D’Arienzo)
El Aeroplano(D’Arienzo)

あわわわ 全部ダリエンソになっちゃったよ😅

ダリエンソのワルツは踊りたくなりますよね。

好きなミロンガの曲を教えてください。難問にも慣れてきた頃かと思います。

はい。

Milonga de mis amores(D’Arienzo)
Parque Patricios(Canaro)
Gricel(Piazzolla)

少し話題を変えて、
尊敬するタンゴダンサーを教えてください。

素晴らしい人たちは本当に沢山います。
今回は今の私に絶対的な影響を与えてくれた3人をあげたいと思います。
彼らには心の底から尊敬しているし、感謝しています。

Noelia Hurtado
Carlos Espinoza
Dana Frigoli

Kyokoさんにとってタンゴの魅力は何ですか?

インプロ❤️
2人で打ち合わせなしに音をぴったり表せられるところ。
数学や物理の要素があるところ。
誰もが踊れるところ。

抽象的な質問ですが、Kyokoさんにとってタンゴとは何ですか?

自分自身の在り方。目的であり手段。

深いですね。きっと、ご自身の性質と合っているのでしょうね。「目的であり手段」というのは一見矛盾しているようですが、わかる気がします。

タンゴを踊っていて良かったなと思えるエピソードがあったら教えてください。

エピソードというか、
自分が大きく変わったことがタンゴを踊ってて良かったなと思えることの1つかな。シャイで引込み思案だった私がこんなになっちゃったところ(まだまだシャイですけど~)。

それから世界中にたくさんの友達ができたこともタンゴを踊っているからこそですよね。

あ、あとこれを忘れてはいけない!!旦那さんと出会えたこと!!そしてその旦那さんと自分達のタンゴを作り踊っていること!最高に幸せです。
最後にのろけでごめんなさい~😅

シャイで引込み思案というのも知りませんでした。
この会員紹介リレーはのろけ歓迎の方向で進めたいと思っていますので大丈夫です。
世界中に友達ができるというのもたしかに魅力ですね。私の周りにも海外旅行/出張にはタンゴシューズを持っていくという人がけっこういます。

なかなか聞くことのできないおもしろい話をありがとうございました。言うまでもなくフラメンコも素晴らしい踊りですが、Kyokoさんがアルゼンチンタンゴを始められた奇跡に感謝したい気持ちになりました。

紹介リレーのバトンを渡す方はどなたにしますか?

次回は、じゃ、しゅうへい君(シュウヘイ&ユリの)!

わかりました。依頼してみます。
本日はありがとうございました。


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